オスグッドにアイシングはNG

正座も出来なかったオスグッド病が3回で改善可能となる非常識な考え方

こんにちは。

高槻スポーツ整体 ぎの整体院の宜野座です。

前回は、スポーツをしている子供にとっては辛いオスグッド病(膝の成長痛)3回で改善可能という事を書きました。

 

最初に3回で改善した野球少年の感想を見てください。

 

オスグッド病が3回で改善

初回施術では、手をついてしか正座出来ませんでした。

それが施術後は、手をつかず身体を起こして正座出来るようになりました。

また、足を前に出して体重をかけても痛みが無くなりました。

 

2回後は、走っても痛みはほとんど無くなりました。

 

3回後は、長距離走っても全く痛みはありません。

崖みたいなところをダッシュで走ったりしましたが、全然痛みなく走れました。

どれぐらいで治るのか不明なオスグッド病

オスグッド病になると、痛みを緩和させるためのマッサージ等が施術のメイン。

でも、いくら揉んでもオスグッド病は改善しない。

 

オスグッド病の痛みを我慢して練習を続け悪化。

練習を休み、安静にして自然に回復するのを待つ。

数ヶ月で痛みが消失する時もあれば、数年続く時もある。

 

オスグッド病が多い年代は小学生~中学生。

改善を待っている間に卒業・引退を迎える事も多いです。

なぜ、3回という短期間で改善可能なのか?

長ければ数年かかるオスグッド病がなぜ、たった3回程度で改善できるのか?

 

その秘密は、常識と反対の考えだから。

 

常識な事をしているから数年もかかる。

数年かかる事を3回で改善させるには非常識な事が必要

常識を疑うことから始めましょう。

 

当院ではオスグッド病施術で、常識とされている2つに反対しています。

 

  • 練習後のアイシング
  • 膝のストレッチ

 

常識的にはオスグッド病を改善させるために必要だと思われている方法。

そのため、お伝えするとビックリされます。

なぜ、アイシングがダメなのか

アイシングとは?

応急処置時のRICE処置というのを知っている方もおられるでしょう。

  1. Rest(安静)
  2. Ice(アイシング)
  3. Compression(圧迫)
  4. Elevation(挙上)。

RICEとは上記の頭文字

 

簡単に言うと、怪我したら安静にして、患部を氷等で圧迫しながらやして、心臓よりも高い位置にする。

 

RICE処置の中でも、特に有名?なのがアイシング。

怪我したら、とりあえず冷やせ!的な感じですよね。

 

当然ながら、私も昔はそのように信じていました。

アイシング

アイシングのメリット

僕も持っている国家資格の柔道整復師。

国家試験でも出題され、簡単すぎてサービス問題的なRICE処置。

それぐらい、アイシングは広く知れ渡っています。

 

アイシングのメリットは、炎症を抑える事による痛みの緩和。

氷の冷たさで、痛覚が麻痺してオスグッド病の痛みが緩和される。

冷やすことで、筋肉が収縮して硬くなり体液循環が低下。

体液循環が低下するため腫れず、炎症が抑えられる。

 

簡単?に書くと、こんな感じでしょう。

アイシングのデメリット

アイシングのメリットが理解出来たところで、次はデメリット。

 

デメリットは、体液循環の低下、筋肉が硬くなること。

これによる、改善スピードの低下

 

メリットのところでも書いたように、アイシングは筋肉が縮まり体液循環の低下により腫れや炎症は抑えられます。

しかし、炎症反応は身体を改善させるために必要な反応なのです。

 

例えば、発熱する理由を考えて下さい。

発熱とはバイキンやウイルスを身体の抗体が退治することにより起こります。

解熱剤で熱を下げると、熱は下がりますがダラダラとしんどい状態が続いたりしませんか?

それは、熱を下げてウイルス退治を強引に抑えた為ウイルスが退治できず、症状をダラダラと引きずってしまうのです。

反対に解熱剤を服用せず、1~2日しっかり寝れば、ウイルスは退治され後はスッキリ。

 

ウイルス

アイシングも解熱剤と同じイメージです。

 

また、血液には酸素や栄養素を運ぶ役割があります。

筋肉が硬くなってしまうと、血管が圧迫されて酸素や栄養素が届きにくい。

それにより、修復に必要な細胞活動が低下してしまうのです。

 

細胞活動が低下したら、オスグッド病の改善は遅くなりますよね。

アイシングによる半熱作用があるのでは?

身体の事に詳しい方なら、アイシング後の半熱作用で体液循環が促進される!!

って、言いたくなるかもしれません。

 

半熱作用とは、

  1. アイシングによる体液循環の低下
  2. 身体が危険と感じる
  3. アイシングを止める
  4. 元の状態に戻すため体液循環を一気に促進

アイシング中は体液循環低下しても、アイシング止めたら促進される。

 

結果的に体液循環が促進されるため、改善スピードも促進される。

という事です。

 

体液循環は促進されても、冷えて硬くなった筋肉は戻りにくい。

オスグッド病は、太ももの筋肉が硬くなり膝下が痛くなる症状

 

つまり、改善には硬くなった太ももの筋肉を緩める事が大事。

 

アイシングで筋肉を冷やすことは逆効果なのです。

冷やさず暖める

当院のオスグッド病の考え方は、冷やさず暖める。

暖めるメリットは、体液循環が促進され、改善に必要な酸素や栄養素が届く。

 

当然ながらデメリットもあります。

それは、痛みが強くなる

 

冷やす・暖めるは、一長一短。

しかし、オスグッド病の早期改善には暖める事が有効だと考えています。

 

暖めた結果、我慢できなほど痛みが強くなれば、アイシングで痛みを緩和させる。

このように、当院では指導をしています。

アイシングで改善していますか?

アイシング反対と書いてますが、

アイシングでオスグッド病が改善していれば続けて下さい。

痛みが緩和されて、改善されるのが一番良いのですから。

 

しかし、冷やしてもその時の痛みが緩和されるだけ。

オスグッド病は改善されていますか?

 

症状が改善されないのであれば、疑ってみても良いのではないですか?

 

当院では、お伝えすることを守っていただければ、ほぼ3回で痛みは消失していますよ。

次回は

今回はアイシング反対の考えを書きました。

 

次回は、なぜストレッチ反対なのかを書いてみます。

正座出来ないオスグッド病が初回施術で正座可能

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