【高槻市の整体】ヘルニア手術後の再発率は5〜15%!64%の噂に隠れた真実

「椎間板ヘルニアの手術をしても、64%は再発する」

あなたが椎間板ヘルニアの手術を考えている時にこんな数字を目にしたらどう思いますか?
「3人に2人は失敗するなら手術しても意味ないじゃん……」との気持ちになりますよね。

いくつかの病院のHPでも「椎間板ヘルニアの手術後の再発率64%」という数字が書かれています。
でも、「本当の再発率」は、5%〜15%程度です

今回は、この「再発率64%」という数字の出所を、根拠とされる論文までさかのぼって調べてみました。
その結果、数字の「読み間違い」や「情報のすり替え」により誤解されているとわかりました。

再発の不安を抱えながら過ごしている方に向けて大阪府高槻市の「ぎの整体院」が手術後の再発率を詳しくお伝えします。
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椎間板ヘルニア

1. 椎間板ヘルニアとは中身が飛び出ること

椎間板

椎間板ヘルニアの手術後の再発率を知るには、椎間板ヘルニアを正しく理解する必要があります。

  • 椎間板
    背骨の間にあるクッション
    周りの線維輪と中身の髄核からなる

  • ヘルニア
    本来あるべき場所から、「脱出・突出した状態」の総称

つまり、椎間板ヘルニアは、背骨のクッションである「椎間板」の中身(髄核)飛び出した状態です。

重要なのは、髄核が飛び出していれば痛みが無くても椎間板ヘルニアです。

2. 椎間板ヘルニアの手術

腰や足の痛みやしびれで整形外科に行き検査で、椎間板の中身(髄核)が出ているのがわかった。

痛み、しびれの原因は、飛び出した髄核が神経に当たっているから。
そこで、飛び出した髄核を取り除くのが椎間板ヘルニアの手術です。

椎間板ヘルニアの手術には様々な種類があります。
ここでは、代表的な3つの手術法を簡潔に紹介します。

  • 椎間板切除・摘出術
    飛び出した椎間板の中身を直接切除する。
    内視鏡・顕微鏡を使うことで、傷口を小さくして身体へのダメージを抑えられる。

  • レーザー治療
    レーザーを照射し、椎間板を蒸発させる方法。
    傷口は注射痕のみで、入院も1日程度で済む。
    傷の痛みも少なく日常生活への復帰が早い。

  • ヘルニコア(椎間板内酵素注入療法)
    椎間板内に薬剤を注射し、ヘルニアを消失させる方法。
    レーザー治療と同じく傷口は注射痕のみ。
    入院期間も半日~1日と短く日常生活への復帰が早い。

※より詳細な内容は病院の説明をご確認ください。

3. 椎間板ヘルニア「再発」の3つの意味

椎間板ヘルニア 再発

一般的に椎間板ヘルニアの「再発」という言葉には、大きく分けて3つの意味が含まれています。

  • 痛み・しびれの症状が戻ったときを「再発」

  • 医学的には髄核の飛び出している状態が「再発」

  • 症状が戻り病院の検査で確定したら「再発」

一般的には手術後に痛み・しびれ症状が無くなったのに、数年後に同じ症状が戻ったら「再発」と考えます。
これは、痛み・しびれという症状に着目しています。

椎間板ヘルニアの定義は、椎間板の中身が飛び出してる状態で痛みなどの症状は関係ありません。
医学的には、椎間板ヘルニアの「再発」とは、手術で一度はきれいになったはずの場所から、再び中身が飛び出した状態のことです。

3-1. 椎間板ヘルニアの再発が確定するのは?

椎間板ヘルニア 再発

正式に椎間板ヘルニアの手術後の「再発」としてカウントされるのは、多くの場合、以下の条件が揃ったときです 。

  • 手術後、1ヶ月〜6ヶ月以上は症状が無い期間があった

  • 再び同じような症状が出てきた

  • MRI検査で、同じ場所にヘルニアが確認された

このように、痛み・しびれが戻ったから病院に行き、検査で確認されて椎間板ヘルニアの「再発」と確定します。

今回の椎間板ヘルニアの再発率はこの確定したものです。

4. 椎間板ヘルニア再発率64%の根拠とされる論文①

ネット上で「64%の根拠」として多く具体的に引用されているのが、2020年に発表されたLu Hao(ルー・ハオ)氏らによる中国の研究論文です。

これをAIで翻訳すると、どこにも「再発率が64%」とは書いていませんでした。
(AIかい!とツッコまれそうですが、英語は全く出来ないので許してください。)

ただ、64.3%という数字は出てきます。
それは、手術で取り出した「ヘルニアの破片」の中身(成分)についての分析結果でした

4-1. 髄核に軟骨が入っていた率が64.3%

椎間板 硝子軟骨

この論文で誤解されているのは次のとおりです。

  • 正しい内容
    手術で摘出した破片に「軟骨」が 混じっていた割合が64.3%

  • ネットの誤解
    手術した人の64%が「再発」した

椎間板ヘルニアで飛び出すのは、髄核というゼリー状の組織です。

しかし、背骨の表面が荒れている(Modic変化という炎症がある)場合、背骨の表面にある「軟骨(硝子軟骨)」が一緒に剥がれて飛び出してしまうことがあります。
この炎症があるグループを調べたところ、手術で取り出した髄核の中に「軟骨成分」が含まれていた割合が64.3%でした。

この論文における再発率は全体で8.1%
最もリスクが高い「炎症あり」のグループでも21.4%でした

64%とは程遠い数字ですよね

5. 椎間板ヘルニア再発率64%の根拠とされる論文②

次に、1994年に医学誌の一つ『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に掲載されたJensen(ジェンセン)氏らの研究です。

内容は、「腰が全く痛くない健康な人98人」を対象にMRI撮影した結果報告です。

98人の中で椎間板が全て正常なのが36%でした。
言い換えれば、痛みが無いのに64%は椎間板に異常があったということです。

5-1. 痛みが無くても椎間板の異常がある

痛み・しびれが全く無いのに、椎間板に何らかの異常がある64%には、以下の内訳が含まれています。

  • 膨隆全体の52%

  • ヘルニア全体の27%

  • 重度ヘルニア全体の1%

合計が100%を超えますがその理由は、複数の異常を持つ人がいるからです。
例えば、「第4腰椎は膨隆、第5腰椎は突出」という人は、膨隆の52%にも、突出の27%にも両方カウントされます。

この研究から、椎間板の異常=痛み・しびれ」は一致しないということがわかります。

6. 手術後の再発率64%と誤解された理由

ここまで読んで、「なんでこんな間違いをする?」と不思議に思いますよね。
そこで、自分の反省も含めて考えてみました。

  • 一次資料(論文)を確認しない

  • 信頼性のある病院のHPにも書いてある

  • 再発率64%はインパクト大

一次資料の論文をわざわざ読む人は少ないですよね。
そもそもが英語なので読むことは難しいです。
そこで、信頼性が高い病院のHPに書かれていると信用してしまいます。

今はAI翻訳が簡単にできるので論文を辿ってみるのは大事だと感じました。
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7. 椎間板ヘルニアと症状は関係ない

椎間板ヘルニア

64%の数字とは関係ないですが、椎間板ヘルニアと症状は関係が無いという研究結果が発表されています。

1995年、国際腰痛学会(ISSLS)で賞を受賞したBoos(ブース)氏らによる研究です。

手術が必要なほど痛い46名と、「腰が全く痛くない健康な人」を46名。
「年齢・性別・仕事の負担」などの条件を揃えてMRIを撮影。
MRI画像、仕事への意識、心理的要因が、どれほど正確に「症状(痛み)の原因」を特定できるかを調査しています。

  • 健康な人の76%に椎間板ヘルニアが見つかる

  • 健康な人の85%に椎間板の変性(老化現象)が見つかる

この研究が伝えたかったのは、「MRIにヘルニアが写っているからといって、それが痛みの犯人だとは限らない」ということです。

ただ、「神経の圧迫(神経根の圧迫)」だけは、痛いグループ(83%)と痛くないグループ(22%)で明確な差がありました。

しかし、神経圧迫だけで手術や治療を決めるのではなく、生活背景やメンタル面も考慮しないと、本当の解決にはならない。
現代の腰痛治療の基礎となる考え方を示しています。

8. 痛みシビレは改善したのに手術を受ける方も

以前に椎間板ヘルニアで施術を受けられていた方がおられました。
施術を続けた結果、痛み・シビレが無くなりました。

この時に言われたのが

「これで安心して、椎間板ヘルニアの手術を受ける事が出来ます。」

僕の頭の中は
「なぜ、痛みは無くなったのに手術を受ける?」
「なぜ、うちに通っていたのか?」
この質問をすると

「飛び出しているのは取り除いた方が良いから手術を受ける。」
「手術するまでの間の痛みをなんとかして欲しくて施術を受けた。」

前述の説明もして手術はしなくても良いのでは?
と伝えました、手術希望の意思は変わりませんでした。

僕としては、痛みが無くてもお医者さんは手術するのかとビックリしました。
手術を回避したくて整体に来られると思い込んでいたので予想外過ぎて記憶に残っています。

9. ヘルニアの再発不安を解消し、前向きに歩み出すために

「椎間板ヘルニアの手術後の再発率64%」という数字の正体は、データの誤解や、健康な人の画像診断結果を混同したものでした。

医学的に証明されている実際の椎間板ヘルニアの再発率は5〜15%程度です。
ただし、この数字は痛み・しびれ等の症状が戻った人ではありません。
症状が出て椎間板の中身が飛び出した人の割合です。
痛み・しびれは出ても中身が飛び出していない人の割合がわかりません。

高槻市の「ぎの整体院」では、飛び出したヘルニアを元の位置に戻すことはできませんが、痛み・しびれの症状を改善することは可能です。
JR高槻駅徒歩3分で高槻阪急スクエアの向かいのビルの4階にあります。
阪急高槻市駅からは徒歩12分です。
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参考文献

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