症例3 50代 女性 介護職
来院 2016年8月
症状 1年前の交通事故によるムチウチ・頭痛
![交通事故 ムチウチ 側頭部痛](https://www.ginoseitaiin.jp/wp-content/uploads/2017/03/090c325387de09e3a46011134a0365f5.jpg)
1年前に交通事故で後方から追突されムチウチ。
事故直後に痛みは無かったが、1週間後から徐々に首の痛みが強くなる。
最初は安静時もズキズキ痛く、首を動かせずコルセット着用。
頭痛は常に左側頭部にあり。
約半年は、整形外科と整骨院に交通事故保険で通っていたが終了。
整骨院では、電気と首・肩のマッサージ。
整形外科では診察のみ。
首のコルセットを外せるくらい改善はしたが、運動痛が残る。
左回旋と左側屈を最後まで動かすと、頸部全体と右肩にかけて強い痛み。
頭痛は左側頭部の強い痛みは無くなったが、左右側頭部に軽い痛みが残る。
施術内容
頸・両肩とも硬さがあり、特に左が硬い。
前頭骨に硬さあり。
腰も硬くなり、特に腰椎伸展、左股関節が硬い。
基礎調整後は、腰椎進展が改善。
左ショパール関節・左足関節・右近位脛腓関節を調整すると腰椎の進展がさらに改善。
左右遠位橈尺関節・右拇指・左小指を調整し、頸・肩を改善。
最後に頭蓋骨を調整。
初回終了直後に、頭痛がスーっと楽になった感じがあり。
3回終了時には、頭痛はほぼ無し。
首の可動域は広がってきたが、痛みはあまり変化なし。
7回終了時に、首の左回旋・左側屈の痛みが半減。
13回終了で、首の動作時痛も消失。
考察
ムチウチは痛みのある頸ではなく、脊椎で連続している骨盤や、踏ん張ってしまうアキレス腱周囲の硬さで症状が出ることも多い。
今回のケースも頸を緩めることより、骨盤やアキレス腱を緩めることに注力したため、改善された。
症例2 30代 女性 ネイリスト
来院 2016年8月
症状 肩こりからの右側頭部痛
![肩こり 右側頭部痛](https://www.ginoseitaiin.jp/wp-content/uploads/2017/03/12a85e3e282c79ee310721b727f36df6.jpg)
社会人になってから肩こり。
20代はデスクワークのOL。
ネイリストは約5年前から。
デスクワークの時は肩こりだけで頭痛までは無かったが、転職してから肩こりがキツくなり頭痛まで出現。
頭痛は仕事中もあるが、起床時もキツイ。
最初の頃は、前頭部全体にモヤっと痛かったが、1年前からは右側頭部だけがキリキリと痛む。
月1~2回は、頭痛がキツくて吐き気もあり。
来院時は、生理痛もあり。
細かい作業なので眼精疲労もあり。
施術内容
下を向いての仕事のため、頚椎の前弯が減少し、立位・座位ともに頭が前に出ている状態。
このため、両肩とも硬くなり、自覚は無いが腰椎の伸展も硬い。
足を組むクセがあり、左股関節も硬くなっている。
生理痛で腹部のハリ強い。
頭蓋骨の中でも、左側頭骨・蝶形骨に硬さ有り。
全身基礎調整後に、手首・指を調整し肩の動きを改善。
股関節を調整し、腰椎伸展を改善。
股関節・腰が改善したため、腹部のハリも緩む。
頭はまだ前にあるため、胸鎖関節を調整するとすこし後ろに戻る。
最後に、頭蓋骨を調整すると、目が開きやすくなり、頭の中がスッキリした感じになる。
初回施術で、頭痛は消失したが、3日後に徐々に頭痛が出現。
現在は月に1~2回来院。
考察
今回の頭痛の大きな要因は仕事での肩こり。
また、生理痛はいつもキツイため、この要因も大きいと考えられる。
自覚している人が少ないが、頭痛と生理周期の関係は深い。
頭痛も肩だけでなく、全身の要因が大きく関連してくる。
肩や頭だけでなく問診時に、患者の状態をしっかりと把握することが重要である。
症例1 高校2年生 女性
来院 2016年7月
症状 腱鞘炎からの前頭部痛
![肩こり・腱鞘炎からの前頭部痛](https://www.ginoseitaiin.jp/wp-content/uploads/2017/03/4b1a62113758589853690bf094de494d.jpg)
中学から私立の進学校に通う。
中学の時から肩こりが強く、首を回すとゴリゴリする感じがあった。
通学時のカバンが参考書等で重く、それが肩こりの原因の一つになっている気がする。
授業中などに、前頭部がキーンとするような痛みが不意に出る。
たまに、寝ようとした時にも痛みがあり、寝れない時がある。
塾にも行っており、帰宅後も数時間は勉強している。
だんだんと、頭痛が出る間隔が短くなってきた気がして母親に相談して来院。
施術内容
運動は体育の授業くらいで、勉強中心の生活のため肩こりから頭痛が発生したと考えた。
両肩の動きを検査すると、外転(横から上げる)が左右ともに100°で硬くなる。
首の動き左右回旋ともにに45°くらいと真横を向けず、下を向いた時に腰につっぱり感がある。
猫背気味になり、腰椎伸展(腰を後ろから前に押す)も硬く、腰椎伸展の硬さが頭痛の原因であった。
また、右手が軽い腱鞘炎になっており、そこから肩の硬さ⇒頭痛と繋がっていた。
今回は、腰椎伸展と右手腱鞘炎を頭痛の原因として、施術を組み立てた。
基礎調整後に、右股関節と左膝を調整して腰椎伸展を改善。
肋骨・右肘・右中指を施術して腱鞘炎の痛が軽減して握力が強くなる。
最後に頚椎と頭蓋骨を調整。
週1回ペースで来院。
初回施術後に、少し頭がスッキリした感じ。
頭痛が出る間隔が少し長くなった。
肩こりが楽になり、姿勢が良くなった。
3回施術後には、頭痛が無いがあったり、頭痛が出ても軽度。
腱鞘炎の痛みもほぼ消失。
考察
勉強中心の生活で、机に向かって姿勢が崩れて肩こりになり頭痛に繋がっていた。
そこで肩こりの原因を改善していくこととし、右手の腱鞘炎と腰椎の改善に重点を置いた結果、頭痛も早期改善できた。
肩こりから頭痛になっているとは一般的には考えられるが、もう一歩踏み込んで肩こりの原因まで探るのが大事である。
頭痛が改善されたので、勉強も気が散ることなく集中してほしい。
お電話ありがとうございます、
大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院でございます。