膝痛 症例集

症例2 40代 女性 バレーボール

来院 2016年7月

症状 左膝の半月板損傷

学生時代の半月板損傷

3年前から左膝の痛みが出現。

既往歴として、大学時にバスケットボールで、左膝の半月板損傷(詳しい事は覚えていない)。

元々、違和感や軽い痛みはあったが、3年前から飲食店で週3日4~5時間のパート、週1回ママさんバレーを始めたことにより痛みが強くなった。

2年前から近所の整骨院で電気・マッサージを受けていたが改善せず、徐々に痛みが強くなる。

日常生活やパートでは、立ち上がる時・歩き始め・歩行時の方向転換で痛みが強い。

ママさんバレーでは、ジャンプの着地時、強く左足を踏み出した時が特に痛む。

施術内容

右股関節・左足首に硬さあり。

胸椎の伸展に硬さがあり、両肩とも硬い。

左膝の痛みから、右脚の負担が増え右股関節に硬さが出現。

右股関節の硬さが、骨盤全体の動きを硬くして左膝痛の要因となったいた。

また、胸椎の伸展が硬くなることで前重心になり、膝を開いたりしてバランスを取ることで負担をかける。

全身基礎調整後に、右股関節・左足首を調整し下肢の左膝に負担をかける要因を改善。

両手首、右肘を調整し胸椎伸展を改善。

週1回来院。

初回~4回は、痛みの軽減は無かったが、足が軽く感じたり、歩幅が広がったのを実感。

5回目以降から、徐々に痛みが軽減。

2ヶ月後には、無理をすると痛みが出るときもあるが、強い痛みはほぼ消失。

考察

半月板損傷と解剖学的問題があるが、膝に負担をかけない身体にすれば痛みが軽減される。

損傷している半月板を元の状態に戻すことは出来ないが、身体のどこが膝に負担をかけているのかを読み解くのがポイントである。

膝の痛みでも、今回のように上半身問題が要因になっていることも多い。

その複数の要因が改善されれば、今回であれば肩が動かしやすくなりスパイクが楽に打てるようになったりと、主訴の改善以外でも効果が出る。

症例1 40代 男性 マラソン

来院 2016年7月

症状 右膝外側の痛み

長距離走 ひざ外側痛

半年前から長距離走を始めてから、右膝外側痛が出現した。

週3日ランで土日は20km~30km走り、1ヶ月約100km。

10kmでは痛みは無いが15km以上走ると右膝外側が痛くなる。

そのうち改善するだろうと走り続けていたが、改善しないため来院。

施術内容

右膝以外に、両肩、左股関節、左足関節に硬さあり。

右膝に負担がかかり、痛みが出現しているが、下半身で硬さがあるのは左。

左脚がスムーズに動かず、反対側の右膝に負担が集中している状態である。

肩の動きも硬さがあり、走行時に腕を前後にスムーズに振れないため腰が過剰に回旋している可能性がある。

全身調整後に、両肩と左股間節・左足関節を調整して右膝にかかる負担を軽減させる。

初回から3週間後に2回目。

初回施術後は、15km以上走った時の痛みはまだ残るが改善されている。

2回施術で、痛みなく走れるように改善。

考察

15km以上走って痛みが出現していたのは膝が悪いのではなく、肩や反対側の脚の硬さがあったからである。

肩⇒腰⇒右膝

左股関節⇒右股関節⇒右膝

このように負担が右膝に集中していた。

右膝に直接かかる負担ではないため、痛みが出現するまでには余裕があり、その境界線が15kmだったのであろう。

長距離走を続けると、軽微な負担がかかり続けて症状が出現する例である。

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