症例3 高校生 男性 サッカー
来院 2016年9月
症状 接触プレイからの顎関節症
![サッカー転倒による顎関節症](https://www.ginoseitaiin.jp/wp-content/uploads/2017/03/7593f41fd5d05cb981cfd1d9d0842d48.jpg)
2ヶ月前、サッカーの試合中にスライディングタックルを受け、もつれて転倒。
左肩が上がりにくくなり、顎も開くと痛みがある。
最大限に開口するとガクッと音がなり、痛みもあり。
そのうち治るだろうと、通院せず練習を続ける。
左肩は、1ヶ月ほどで痛みが消失し動きやすくなる。
顎の痛みは半減のため、歯科を受診しマウスピースを作るが変化なし。
友人の勧められて来院。
施術内容
口を開くと縦指3本くらいで痛みあり、開きにくい。
大きく開くと、右顎関節がガクッと鳴る。
左顎関節の動きが硬く、関連する関節を調べると右肋骨が原因であった。
受傷時に左肩の痛みを併発していたため、左肩の動きを確認すると外転(横から上げる)時に硬さが残る。
左肩の動きを硬くしている原因を調べると、左骨盤の筋肉(大腿筋膜張筋)であった。
したがって、右肋骨・左大腿筋膜張筋の2つの改善に重点をおいて施術。
基礎調整後に、右肋骨を調整し左顎関節を改善。
左大腿筋膜張筋を硬くしてる原因が、左足関節であったため左足関節を調整し左肩の動きを改善。
施術後は、指3本開口時の痛みは消失するが、大きく開くと痛みがありガクッと音は鳴る。
週2回施術。
3回施術後には、最大限に開口しても痛み消失。
5回施術後には、ガクッとなる音はなるが小さくなり、痛みが消失。
考察
転倒時に肩と顎をうって痛めた外傷性の顎関節症のケース。
肩を同時に受傷したため、顎関節症と肩との関連が説明しやすかった。
スポーツ時は、歯を噛み締め力を入れることも多く、顎関節症であれば上手く力を発揮できない。
今後は思う存分に力を発揮してほしい。
症例2 20代 女性 会社員
来院 2016年8月
症状 骨盤のゆがみ・顎関節症
![顎関節症](https://www.ginoseitaiin.jp/wp-content/uploads/2017/03/decee1345d9e834d95277169b47578a5.jpg)
長時間歩くと腰が痛くなるくらいで、腰痛は特に気にならない。
最近ヨガを始めて、骨盤を立てる姿勢が硬くて出来ない。
小学生~高校生までバスケをしていて、中学生くらいから骨盤が歪んでいる感じがする。
腰の痛みは無いが、可動域を拡げてヨガのポーズが楽にできるようになりたい。
O脚も気になるので、骨盤を整えて良い位置で筋肉をつけたい。
顎関節は、口が開きにくく、開けるとカクっと音がして横にズレる。
施術内容
座位での腰椎伸展が硬い。
腰椎が硬く後ろに倒れているため、骨盤を起こそうとしても、上の腰椎が邪魔をして起こせない状態になっていた。
股関節にも少し硬さがあったが、右アキレス腱を調整すると股関節の硬さが改善。
顎関節症では、側頭骨、下顎骨、軸椎等を調整すると、顎に開きが大きくなり横へのズレもマシになる。
顎関節が改善されたことで、首、肩の筋が緩み肋骨の可動性が出た。
肋骨・股関節の可動性が改善されたことで、座位の腰椎伸展がスムーズになり、骨盤を起こす感覚が理解できた。
考察
骨盤については、腰ページに書いているので顎について。
顎関節症は、下顎骨の調整だけでなく、頭蓋骨全体の動きを確認しながら進めていくことが重要になる。
頭蓋骨は23個に分けることができ、優しく触らないと動きを感知できない。
顎関節は、この頭蓋骨の中にある関節の一部になり、そこだけの施術では改善が難しい。
歯をグッと噛み締めると、首の筋肉が硬くなることでわかるように首や肩との関連も深い。
今回もこの、全体のバランスを整えることで、顎関節の動きが改善された。
主訴が顎ではなく、月1回の来院ペースのため、次回来院までには、硬さが戻っているため、しっかりと改善を目的とするには、間隔を詰めた通院が必要である。
症例1 30代 女性
来院 2016年7月
症状 肩こり・頭痛・顎関節症
![頭痛 肩痛 顎関節症](https://www.ginoseitaiin.jp/wp-content/uploads/2017/03/03da619041e520d34df04ebe3eb76647.jpg)
来院理由は、1ヶ月前から慢性的にある肩こりが強くなり、仕事中に痛みもあり集中出来なくなった。
特に午後から痛みが強くなる事が多い。
仕事はデスクワークのため、動く事が少なく仕事終わりに足の浮腫みあり。
週に数回、起床時に頭痛がある。
顎関節症は、あくびをした時に顎がカクっとなるくらいで痛みは無し。
歯ぎしりは無いが起床時に顎がダルイ時があり、強く噛み締めているかもしれない。
施術内容
問診時、肩の症状について聞いているなかで顎関節症の話になる。
口の開閉では、開いた時に右に顎が寄る。
顎と肩の症状は関連が強いため、両方ともに悪影響を及ぼしていると考え同時に施術。
顎関節の動きを確認すると、右の動きが硬くなっていた。
右顎関節に関連する関節を調べると、右顎関節の動きを硬くしている原因は頚椎7番であった。
また、肩の動きを制限している原因を調べると、右手と左肋骨であった。
したがって、施術は頚椎7番・右手・左肋骨の改善に重点をおいた。
基礎調整後に、右手の調整。
頚椎7番の硬さの原因が右骨盤だったため、右骨盤を調整。
左肋骨の硬さの原因が左膝だったため、左膝を調整。
最後に、顎関節・頭蓋骨を調整。
施術後に顎を開くと、施術前よりも大きく開ける。
顎が右に寄るのも少し改善される。
週1回ペースで来院。
3回施術で、肩の痛みが半減し顎も動かしても疲れにくい。
5回施術で起床時の顎のダルさが2割くらいになり、頭痛、肩の痛みは消失したため終了。
考察
肩の痛みで来院し、顎関節症については顎が少しおかしいくらいの自覚であった。
しかし、肩の痛み・頭痛ともに軽度の顎関節症との関連があり、顎へのアプローチを実施。
全体的な施術で、顎関節症・頭痛・肩の痛みともに改善された。
仕事にも集中出来るようになったが、デスクワークなので肩こりには気をつけてほしい。
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大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院でございます。