症例 頭痛01 高2 女性

症例1 高校2年生 女性

来院 2016年7月

症状 腱鞘炎からの前頭部痛

肩こり・腱鞘炎からの前頭部痛

中学から私立の進学校に通う。

中学の時から肩こりが強く、首を回すとゴリゴリする感じがあった。

通学時のカバンが参考書等で重く、それが肩こりの原因の一つになっている気がする。

授業中などに、前頭部がキーンとするような痛みが不意に出る。

たまに、寝ようとした時にも痛みがあり、寝れない時がある。

塾にも行っており、帰宅後も数時間は勉強している。

だんだんと、頭痛が出る間隔が短くなってきた気がして母親に相談して来院。

施術内容

運動は体育の授業くらいで、勉強中心の生活のため肩こりから頭痛が発生したと考えた。

両肩の動きを検査すると、外転(横から上げる)が左右ともに100°で硬くなる。

首の動き左右回旋ともにに45°くらいと真横を向けず、下を向いた時に腰につっぱり感がある。

猫背気味になり、腰椎伸展(腰を後ろから前に押す)も硬く、腰椎伸展の硬さが頭痛の原因であった。

また、右手が軽い腱鞘炎になっており、そこから肩の硬さ⇒頭痛と繋がっていた。

今回は、腰椎伸展と右手腱鞘炎を頭痛の原因として、施術を組み立てた。

基礎調整後に、右股関節と左膝を調整して腰椎伸展を改善。

肋骨・右肘・右中指を施術して腱鞘炎の痛が軽減して握力が強くなる。

最後に頚椎と頭蓋骨を調整。

週1回ペースで来院。

初回施術後に、少し頭がスッキリした感じ。

頭痛が出る間隔が少し長くなった。

肩こりが楽になり、姿勢が良くなった。

3回施術後には、頭痛が無いがあったり、頭痛が出ても軽度。

腱鞘炎の痛みもほぼ消失。

考察

勉強中心の生活で、机に向かって姿勢が崩れて肩こりになり頭痛に繋がっていた。

そこで肩こりの原因を改善していくこととし、右手の腱鞘炎と腰椎の改善に重点を置いた結果、頭痛も早期改善できた。

肩こりから頭痛になっているとは一般的には考えられるが、もう一歩踏み込んで肩こりの原因まで探るのが大事である。

頭痛が改善されたので、勉強も気が散ることなく集中してほしい。

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院