症例 有痛性外脛骨04 中2 陸上

症例4 中学2年生 陸上

来院 2016年8月

症状 右有痛性外脛骨

陸上 有痛性外脛骨

1年前から、右内くるぶし下に痛みが発生。
小学生の時は水泳スクールに通っていたが、小学5年生で右膝がオスグッド病になり、休んでも改善しないので退会。
中学入学時には、オスグッド病の痛みが消失しており、陸上部に入部。
1年生の夏休みの練習量が多く、夏休み中に右足首から内くるぶし下に違和感が発生。
練習を続けていくと、練習は出来るが軽い痛みになる。

半年前から痛みが増悪し、みんなと同じ練習が出来なくなる。
整形外科で「有痛性外脛骨」と診断。

3ヶ月前から練習を休み、安静にしている。
最近では、歩行時にも有痛性外脛骨が痛む時がある。
安静にしても改善しないため母親に連れられて来院。

施術内容

立位からの膝の屈曲(しゃがむ)は可能であるが、100°で有痛性外脛骨と右膝に痛みがあった。

足関節背屈(つま先を上げる)を左右比べると右が力入りにくい。

関連する関節を調べると有痛性外脛骨に負担をかけている原因が、右中趾・左股関節・骨盤(右仙腸関節)であることがわかった。

したがって施術は。この3点に重点をおいた。

基礎調整後に再度、膝屈曲すると90°まで可能。

右中趾・左股関節・骨盤を調整。

さらに猫背気味であったので、腰椎伸展を改善させて骨盤を起こしやすくし上半身からの負担を軽減。

右背屈が左同様に力が入る。

週1~2回ペースで来院。

3回施術終了後には、立位からの膝の屈曲時の膝の痛み消失。

5回施術終了時は、膝屈曲での膝・足の痛みが消失。

片足屈伸では90°で有痛性外脛骨部に痛みがあり。

歩行時の痛みが消失しているため、少しずつ練習に復帰。

8回目終了後には、練習時の痛みは無いが、片足屈伸での痛みが残る。

11回終了時には、片足屈伸での有痛性外脛骨部の痛みも消失。

考察

初診時の両足屈伸で膝に痛みがあったため、小学生の時のオスグッド病が完治していなかった可能性がある。

1年前から有痛性外脛骨の痛みで、日常生活の歩行でも痛みが出るほど悪化していた。

古傷と言われる、過去の怪我をしっかりと完治させないと、痛みが戻ったりするため注意が必要である。

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院