症例3 高校1年生 バレーボール
来院 2016年8月
症状 左有痛性外脛骨
3か月前から左土踏まずの上に、有痛性外脛骨の症状出現。
1か月前までは、痛みを我慢しながら練習を続けていたが、痛みが増悪し見学している。
3週間前に、整形外科で「有痛性外脛骨」と診断。
「扁平足気味」との診断もされる。
サポーターを着用し、痛みが消失するまで練習を休むようにと言われる。
特にジャンプする直前と、着地時に痛みが強い。
歩行時の痛みはないが、信号で走ったりすると違和感あり。
長い階段では、上り下りともに痛みあり。
中学では陸上部、高校になってからバレーボールを始める。
中学の時のクラブは練習が緩かったが、高校は厳しく疲れが違う。
練習を休んでいたが、痛みが改善しないため来院。
施術内容
立位からの膝屈曲(しゃがむ)は、膝70°で有痛性外脛骨が痛く下ろせない。
関連する関節を調べると有痛性外脛骨の原因が、右股関節と左小趾であった。
したがって、施術はこの2点の改善に重点をおいた。
基礎調整後に頚椎を調整し、右股関節の硬さを改善。
膝屈曲(しゃがむ)が、80°可能に改善。
左小趾、右アキレス腱、右肋骨を調整し、膝屈曲すると90°以上に改善。
3回目までは週2回ペースで来院。
3回終了時で、膝屈曲の痛みが消失したが、左片足屈曲では痛み残る。
練習を痛みが出たら休みながら再開。
4回目~5回目は週1回ペースで来院。
有痛性外脛骨部に負担がかかるが順調に改善し5回終了時には片足屈曲でも痛み消失。
6回目は2週間、7回目は1ヶ月と期間を空けたが、硬くなっている部分はあったが痛みは無し。
考察
中学では楽しく部活し、中学3年の夏以降は運動していなかったが、高校のクラブで急に練習が厳しくなったため、疲れが取れず有痛性外脛骨の症状へと繋がった。
3回目までは詰めて来院されたため、有痛性外脛骨の症状としては強かったが早期に練習復帰し改善できた。
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