症例 有痛性外脛骨01

症例1 中学生 女子 バスケットボール

来院 2016年6月

症状 左 有痛性外脛骨

バスケットボール 有痛性外脛骨

小学5年生からバスケットボールを始める。

3ヶ月前から左足首が痛くなり、練習後にアイシングやシップを貼るが痛みが増悪する。

2ヶ月前から整骨院に週1回、電気・マッサージ施術を受けるが改善せず。

整骨院に通っている期間に足首だけでなく、内くるぶし下が痛くなる。

1ヶ月前に整形外科で、「有痛性外脛骨」と診断され、インソールを作ったが改善せず。

練習は休まず、有痛性外脛骨に痛みが出れば休憩。

特に、ジャンプした時、身体を切り返したときに痛みが強い。

徐々に練習を抜ける間隔が短くなってきた為、来院。

施術内容

立位での膝屈曲(しゃがむ)は可能であるが、有痛性外脛骨に痛みがあった。

左片足屈曲(しゃがむ)は、痛みが強く90°が限度であった。

有痛性外脛骨に関連する関節を検査すると原因は、左母趾、右骨盤(右仙腸関節)であった。

したがって、この2点の改善に重点をおいた。

基礎調整すると、膝屈曲の痛みが半減。

左母趾、左膝を調整すると右骨盤の硬さが少し改善。

肋骨と右足関節を調整し、右骨盤の硬さを改善。

膝屈曲では、痛み消失したが違和感が残る。

片足屈伸では、90°より深く曲げれる。

一週間後に2回目

初回施術日の翌日から、足が軽く痛く練習を抜ける回数が減少。

4回目終了後には、練習での痛みがほぼ消失しているが、片足屈曲時に上げる時の痛みが残る。

5回目は3週間空けたが、練習中の痛みも消失し、片足屈伸でも痛みなし。

考察

バスケットボールと、特に動き続ける競技のため足への負担が大きかった。

最初に足首が痛くなった時に、しっかりと施術が出来ていれば有痛性外脛骨の症状は出なかったはずである。

練習が激しいスポーツで数ヶ月間改善しなければ、他部位まで痛くなる可能性が高いため注意が必要である。

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院