症例4 中学生 男子 野球
来院 2016年7月
症状 腰痛からの野球肩
5月の練習で接触プレーにて腰を強打し、腰痛を発症。
初診時、腰痛の症状は半減。
6月初旬、遠投で肩に違和感が発生。
6月後半には遠投・全力投球が痛みが強く出来ない。
腰は、長距離走・ダッシュや、腰を落としての守備練習を続けると痛みが発生。
腰痛は練習が出来ないほどでは無いため、整形外科・整骨院には通わず。
肩は練習が出来なくなりそうなので来院。
小学1年生から野球を始め、現在はシニアリーグでショート。
施術内容
腰を痛めてから野球肩の症状が出ているため、腰の回旋が硬くなっているのが大きな要因と考えられる。
肩の可動域を検査すると、後ろに引く(水平伸展)、前から上げる(屈曲)、横から上げる(外転)ともに硬い。
腰の動きを検査すると右回旋が硬くなっている。
投球時に腰を回旋して勢いをつける事が出来ず、その代償動作として肩が過剰に後ろに引くため負担が増して野球肩を発症。
腰を硬くしている要因を検査していくと、左足首で反応。
基礎調整後に左足首を調整すると、腰右回旋の硬さが改善。
右肘にも負担がかかり硬くなっていたため、調整すると右肩の動きもスムーズに改善。
肩が軽くなった自覚があったが、翌日の練習では痛みの変化は無し。
週1回の来院ペース。
2回施術後には、遠投時の痛みが半減。
4回施術後には、遠投・全力投球ともに痛み消失。
1ヶ月弱空けて5回目時には、1週間前ぐらいから違和感が発生していたため、施術で硬さを調整。
1ヶ月後の6回目には、腰・肩とも症状が完全に消失。
考察
投球が肩だけで投げるのではなく、腰回旋の力も必要というケースであった。
腰痛で回旋が不十分のため、手投げに近い状態で投げ続けたために野球肩へと繋がった。
腰の筋緊張を取り除き、肩へのストレスを軽減することで改善出来た。
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大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院でございます。