症例 腰痛02 脊柱管狭窄症

症例2 80代 男性 脊柱管狭窄症

来院 2016年 6月

症状  脊柱管狭窄症 右腰~右足シビレ

脊柱管狭窄症 腰 右下肢

2016年3月より、腰が痛くなり右腰からのシビレ。

整形外科で脊柱管狭窄症と診断され、手術を勧めらる。
痛み止めの薬は継続して服用。

鍼灸整骨院で、半年通うようにと言われ、週6日通う。
3ヶ月間、施術(鍼・電気・マッサージ)受けても改善せず、来院。

右腰~右足のシビレが強い。
少し歩くと痛みとシビレがキツくなり休憩すると楽になる。
自転車を押して歩くと、楽になる。

起床時にも症状がキツイ。
背伸びして真っ直ぐ立ち、右かかとを浮かすとシビレがキツイ。

うつ伏せで寝ると、シビレがキツくなる。
仰向けでシビレが出てくるが、右膝を立てると楽。
膝を立ててもシビレが残る時は、あぐら座りで消える。

あぐらが一番楽な姿勢。

施術内容

間欠性跛行があり、典型的な脊柱狭窄症の症状。
しかし、その時でも自転車を押して歩けば症状がないのであれば、腰よりも上位部分の問題が強いと考える。
ハンドルを持ち、背筋が伸びやすくなった事により楽に歩けている。
そこで、肋骨を確認すると硬く動きにくくなっているため、全身の基本調整の後に肋骨を調整し、前傾姿勢の矯正。

両足首も硬さがあり、遠位脛腓関節、足根骨の調整。

初回は4日連続で来院され、5回目以降は週1~2回ペース。
6月~8月で全13回施術。

考察

症状は残存するが、痛み止めの服用をせず、生活できるようになった。
症状が軽減したため整形外科でも手術をせず、近所の整形外科にリハビリ通院するように指導を受ける。
そのため、当院での施術は一旦終了し、整形外科での通院に切り替えられた。

通院中は、間欠性跛行が出る距離が少しずつ伸びていく。
以前は、症状が出てもリハビリとして無理して歩かれていたため、痛みが出ない範囲での歩行を勧める。

改善したい意欲が高く、リハビリ強度が高くなり過ぎ負担が大きくかかっていた状態であった。
負担をかけすぎると、逆に改善が遅くなってしまうため適度な強度で行うのが重要である。

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院