症例5 中学2年 男性 ラグビー
来院 2016年8月
症状 左膝 オスグッド病(成長痛)
小学生の時はサッカー、中学からラグビー。
ラグビーが土日だけのため、学校では陸上部に所属。
陸上部では短距離。
半年前に左膝に違和感が出現したが、練習は継続。
3ヶ月前から痛みが強くなり陸上部の練習は休み、ラグビーの練習には出来る範囲で参加。
1ヶ月前から歩行時も痛みが出現し、ラグビーの練習も休む。
授業の教室移動時の、階段で痛みが強くなる。
施術内容
初診時は両足屈伸が軽く曲げただけで痛みがあり、100°までしか屈曲出来ず。
正座は70°までしか屈曲出来ず。
左膝の屈曲制限要因を探すと両股関節・左足関節にあった。
基礎調整後に頚椎を調整すると、正座が60°くらい屈曲可能。
左足関節を調整すると、右股関節も改善。
左股関節の硬さの要因を探すと、右肋骨に反応があり調整。
左右股関節を改善した後、両足屈伸すると痛みはあるが最後まで屈曲可能。
週2回来院。
4回目で両足屈伸は痛みが消失し、ラグビーの練習に復帰。
復帰最初の練習では2時間弱で痛みが出現。
7回終了後の練習では痛みなかったため、陸上部の練習も復帰。
8回目は2週間空けると、少し違和感あり。
9回目は1ヶ月後だが、痛み無し。
考察
両股関節ともに硬くなっており、両股関節の負担が左膝に集中していた。
スクラム時には強い力が持続的に膝にかかるため、瞬間的な負担が反復してかかるだけの他競技のオスグッド病とは少し発生機序が違うかもしれない。
コンタクトスポーツは特に怪我が多いため、自覚がない怪我も注意深く探すことが重要である。
実際に関係無いと思われる怪我が、オスグッド病の要因になる可能性も高い。
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大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院でございます。