症例 オスグッド10 中1 女 器械体操

症例10 中学1年生 女性 器械体操

来院  2016年9月

症状  右膝 オスグッド病(成長痛)

器械体操

2か月前から右膝に痛みが発生。

最初は着地時のみ痛みあり。

1ヶ月前からは走っても痛み発生。

1週間前から、さらに痛みが増悪し練習が満足に出来ないため来院。

2か月前は正座は違和感程度だったが、痛くて出来なくなった。

体操は小学4年生から始めて、現在練習は週5日。

施術内容

立位からの膝の屈曲(しゃがむ)しようとすると、90°が限界。

右脚のみで屈曲(しゃがむ)しようとすると、70°が限界。

関連する関節を調べてみると、右膝の屈曲を制限している原因が、右骨盤(右上後腸骨棘)・右母趾の硬さであることがわかった。

したがって施術はこの2点に重点をおいた。

基礎調整と頚椎を調整し屈曲すると、痛みは残るが下まで屈曲可能になった。

右骨盤の硬さの原因を調べると、左膝と胸椎に要因があったため調整。

右母趾・右足関節を調整し最後に右膝を調整。

最後に右脚のみで屈曲すると90°まで改善。

週1回ペースで来院。

6回目で、右脚のみ屈曲でも痛みなし。

施術後には痛み・違和感ともに消失しているが、練習をすると軽い痛みや違和感が発生する。

8回終了時には、練習中、練習後ともに痛み・違和感ともに消失。

考察

器械体操では、勢いがついての着地など膝への負担が大きい。

施術中も練習を休まず続けたため、3~5回の間で痛みが増悪した時もあった。

しかし、1週間に一回必ず来院されたため、厳しい練習をしながらでも改善できた。

これからは、オスグッドに悩まされず練習を頑張ってほしい。

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院