症例 オスグッド08 小6 バスケ

症例8  小学6年 男性 バスケットボール

来院  2016年8月

症状  両膝 オスグッド病(成長痛)

バスケットボール 組立体操 オスグッド病

1ヶ月前に左膝が痛くなり、整形外科でオスグッド病と診断。

シップを処方されただけで、受診後に痛みが増悪。

1週間前から右膝も痛みが増悪。

バスケ練習は90分の週3回。

サポーターを着用して、バスケをするが効果無し。

走るのは痛くないが、ジャンプする時、着地時に痛みあり。

自転車で帰る時も痛い。

施術内容

初診時の動作検査では両足屈伸100°までしか屈曲出来ず。

正座では、踵と臀部がこぶし2個ほど離れる。

両膝の屈曲を制限している箇所を探すと、骨盤後部(右上後腸骨棘)と、左足

(左ショパール関節)の硬さであった。

基礎調整後に、左アキレス腱を調整し左足の硬さを改善。

肋骨・頚椎を調整し骨盤後部の硬さを改善。

ここで、再度動きの検査を実施すると、両足屈伸は痛みは残存するが最後まで屈曲可能。

正座はほぼ痛みなし。

週1回ペースで2回目までは順調に改善していたが、運動会の組立体操練習が始まり悪化。

身体が大きいため、組立体操では下の支える役目。

組立体操の練習で悪化させるため、7回目までは週2回ペースに変更。

両足屈伸では痛みはないが、片足屈伸で痛みが少し残る程度まで改善。

8~11回目は週1回ペース。

痛みは、ほぼ無いが片足屈伸の違和感が残る。

11回目終了時には痛みが無いため、12回目は2週間空ける。

12回目までの2週間でも痛みが出ることは無かったため終了。

考察

痛くなってから1ヶ月と来院が早く、初回で屈伸も出来たため早期改善可能と予想したが、回数を要した。

理由としては、特に膝に負担をかけるバスケと、両膝であること。

特に、後から組立体操の練習が加わったことである。

組立体操は繰り返し練習し、土台を担当すると膝に数人分の体重がかかるため悪化しやすい。

組立体操をする5・6年生には、注意が必要である。

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院