オスグッド病の一般的な施術
整形外科・整骨院では下記のような施術が一般的です。
これらはオスグッド病初期や症状が軽ければ改善可能です。
オスグッド病が悪化して膝の痛みが強くなると改善が難しくなってきます。
痛みが無くなるまで安静
「オスグッドは成長期の痛みだから、成長が落ち着くまでは練習はせず安静に。」
このフレーズは、整形外科や整骨院で多く言われています。
しかし、オスグッドは筋肉疲労で筋肉が硬くなり痛みが出る症状。
安静にして筋肉に負担をかけなれば自然と痛みは無くなっていきます。
しかし、数ヶ月~1年以上と長期に渡ることも多くあります。
「整形外科で3ヶ月安静と言われて、守ったのに全く改善しなかった。」
という声も聞かれます。
痛みを我慢しながら数ヶ月~1年以上も自然に改善するのを待つのも選択肢の一つ。
しかし、そんなに長く待てない。
早期改善を目指すなら適切な処置が重要になってきます。
シップや氷などのアイシング
シップや氷などのアイシングは応急処置の方法としては一般的。
シップやアイシングは痛みを軽減してくれます。
シップは少しでも痛みが軽減するなら、使用しても良いです。
アイシングは膝の痛覚を麻痺させ、痛みの軽減には効果的。
しかし、早期回復を目指すには逆効果です。
筋肉が硬くなる
オスグッド病は膝に疲労が溜まり、筋肉が硬くなる事が原因です。
肉は冷やされると、更に硬くなります。
オスグッドの症状改善には、この硬くなった筋肉を緩めることが重要。
アイシングで硬くすることは症状改善の妨げになります。
体液循環が低下する
健康な身体の基本は血液等の体液循環がスムーズに行われている事。
血液は損傷を起こしている箇所に、酸素や栄養を送り届ける役割があります。
酸素や栄養素で細胞活動が活発になり傷ついた筋肉を修復してくれます
アイシングは先に書いたように筋肉を硬くする作用があります。
筋肉が硬くなると体液循環が滞って、修復力は低下します。
冷やした後にアップすると聞いたけど・・
身体は一定の状態を保とうとする性質を持っています。
アイシングを止めると血流が滞っていた分を補おうとします。
それにより、一気に血流促進される反熱作用というのがあります。
アイシングでは、この反熱作用があるため、一時的に体液循環が低下しても問題が無いと言われたりもします。
しかし、反熱作用を起こすためには身体のエネルギーが使われています。
無駄なエネルギー消費は抑えたほうが改善には効果的です。
低周波・干渉波の電気とマッサージ
整骨院で多い施術になります。
整形外科ではオスグッド病は安静と言われただけで、何もしてくれない。
整骨院は電気とマッサージはしてくれるけど改善しない。
筋肉に刺激も入り、特にマッサージは気持い良いため改善していくような気がします。
しかし、多くの整骨院では気持ち良さ重視のマッサージです。
気持ち良さよりも、早期改善が大事ではないですか?
ふともものストレッチ
セルフケアの方法として一般的なのが自宅でも手軽にできるストレッチ。
オスグッド病は、ふとももの筋肉が硬くなり、膝下を引っ張っている状態。
改善のため、太もものストレッチが推奨されているのを良く見かけます。
当院に来られていた方には、ストレッチをして悪化した方もおられます。
硬くなった太ももの筋肉を無理に伸ばすと、余計なストレスが筋肉にかかります。
ストレスが筋肉に加われば、当然ながら痛みも増してきます。
もちろん、ストレッチで改善された方もおられます。
しかし、悪化する可能性もあるのでオススメはいたしません。
テーピングやサポーター
オスグッド病に関するテーピングやサポーターはインターネット検索すれば多数見つかります。
多くが、膝のお皿の下の痛みがある箇所を押さえて固定するものです。
ここではテーピングでも、固定のためのホワイトテープの話です。
テーピングやサポーターの目的は、痛みを軽減させてスポーツをしやすい環境にする事。
痛くて出来ない動作も行える事で、身体に負担をかける可能性があります。
身体に負担をかける作用は、痛み止めと似ています。
テーピングやサポーターに頼っていると改善が遅くなる可能性があります。
早期改善させて、物に頼らない身体にしていきましょう。
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